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味玉鶏そば@やまぐち・新宿区西早稲田

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写真: 味玉鶏そば@やまぐち・新宿区西早稲田

写真: 中華そば+煮玉子@多賀野・品川区荏原中延 写真: カレーな濃厚煮干つけそば@流。・北区十条

らぁ麺 やまぐち
  新宿区西早稲田3-13-4

 たまには真っ当で王道の一杯を食べようと思いこちらへ。平日、お店には11時20分に着いたら先客3名、後客2名と余裕だった。どこの地下鉄駅からも10分以上は歩かなければならないので、雨がポツポツと降る天気では濡れるのを嫌って敬遠したのだろう。お店に入ると、消毒をお願いしますという声がかかったので、券売機横に置いてあるアルコールで手指を消毒して食券購入へ。メニューはラーメン、つけ麺、辛つけ麺の3本立てで、その他にはご飯ものとビール。初訪なので基本メニューの鶏そばを味玉付きで頼むことにし、1100円を投入してポチっとな。
 麺はストレートの中麺。麺肌はビックリするくらいツルツルで、ヌルッとする一歩手前くらいに思えるほど。それでも、噛むとしっかりとしたコシがあってプリプリ、シコシコ。麺肌が滑らかなのでのど越しもスルッと心地よい。ただ、小麦の香りをあまり感じなかったのが残念だ。厨房の大型冷蔵庫の上には麺箱が数段載っていたが、側面に書かれた「麺屋 〇〇」の文字は麺屋までしか読めなかった。帰宅後ラー本を見ると、麺屋棣鄂の麺を使っているそうだ。スープは、表面に浮く鶏油と相まって、鶏の風味が襲ってくるように感じるくらい鶏が存在を主張している。ただ、鶏の風味が強くても鶏臭さは無く鼻につくことはない。また、風味が強いだけでなく、当然、旨味も十分で言うことなし。初めのうちは醤油の風味もしっかり感じられたが、こちらは鶏と違って徐々にフェードアウトしていった。具材のチャーシューは肩ロースで、レアチャーよりも少し高めの温度で調理されているようで、薄っすらとピンクがかった色をしている。味わいもローストポークと煮豚の間のような感じで、初めは上品な旨味だったが噛んでいるうちにじわじわと旨味が増していった。味玉は、オレンジ色の黄身がトロッと流れ出すか出さないかくらいの固まり具合で、ねっとりとした食感と白身のサッパリとした味わいとの対比が面白かった。メンマはジャグジャグとやや軟らかめの食感だが、特有の発酵臭が感じられ、濃い鶏スープの中では味変的な役割を果たしている。あとは薬味兼彩りのカイワレ。
 麺量は140gくらいだろうか。あまりの美味しさにスープまで完飲した。さすがの一杯、としか言いようがない。

・お気に入り度:〇+

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