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箕輪家ラーメン(並)@箕輪家中野旗艦店・中野区中野

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写真: 箕輪家ラーメン(並)@箕輪家中野旗艦店・中野区中野

写真: 牡蠣の赤味噌そば@しろくろ・杉並区八幡山 写真: 特撰BLACK NOODLE@EAGLE NOODLE・墨田区押上

ラーメン 箕輪家中野旗艦店
  中野区中野5-53-2

 11月下旬に中野駅北口方面にオープンした家系ラーメン店のスープが、濃厚なのに脂っぽいとか重たいといった印象が一切なく、既存店のスープとは大きく異なるらしい。10月に巣鴨にオープンした某新店も家系に似て非なるものだったので、こちらはどんな感じだろうかと興味津々で訪れた。お店に着いたのは平日の13時で、店頭には3人が並んでいたものの5分ほどで入店することができた。こちらのお店には券売機はなく、入店してすぐの所で、担当のバイトのお嬢さんに注文の品を告げるとともに代金を先払いするシステムだ。初訪なので最もノーマルなメニューを並盛で、また家系なので小ライスも併せてお願いした。値段はラーメン900円、ライス100円の合わせて1000円ちょうど。注文と同時に、他の家系のお店同様、麺の硬さ、味の濃さ、脂の量をどうするのか聞かれる。なお、こちらのお店では麺少なめというコールも可能とのこと。自分の場合は油多めで頼むことがほとんどだが、今回は麺もスープも他店とは異なる『新生の家系』ということなので、デフォの味を知るため全て「普通」でお願いした。その後、指定されたカウンター席に座ると5分ほどで、小ライスなのに普通の大きさのご飯茶碗一杯分のライスと共に配膳された。
 麺は幅が3mmほどのストレート平打ちで、麺一本の長さはかなり短い。店頭に地元中野の製麺業者である大成食品の麺箱が積んであったのでそこの製品だろう。麺肌はツルリとしていて、噛むと弾力があってプリッ、シコッとした食感が楽しめる。見た目は酒井製麺等家系で一般的な製麺所の麺とそれほど変わらないようだが、食感は大きく異なるので違和感を覚える。スープは醤油トンコツに鶏油が浮く家系の基本は外れていないが、粘度のないシャバシャバ状態で、また、しっかりとした旨味はあるものの家系にしては飲み口は軽く、唇がペタペタとくっつくこともなければ後口に残ることもほぼない。家系といえばガツンとくる豚鶏醤油白湯というイメージだが、こちらは豚白湯に豚清湯をブレンドしてマイルドに仕立てた醤油味のスープといった感じだ。家系ではちょっと記憶になりタイプのスープなので、そういう意味では確かに『新生』だろう。こんな感じなので、スープに浸した海苔でご飯を巻いて食べても濃厚な家系スープの時ほどの美味しさはないので、もしライスを頼むなら単純にラーメンライスのスタイルで食べるほうがよいだろう。また、おろしニンニクや豆板醤等の卓上調味料との相性もイマイチに感じる。そんな中、年が明ければ有料になるという「バター香る燻製オイル」という卓上調味料が秀逸だった。小さなガラス瓶に入ったごく淡い山吹色の液体で、小さじ半分ほどを回しかけると、スープの味わいを壊すことなくバターの風味と薫香がプラスされ味変効果大だ。他にも王道家オリジナル無限にんにく、王道家オリジナル刻みしょうが、刻みタマネギ等が用意されているので好みで使うといいだろう。チャーシューは大判の肩ロースだが、ちょっと煮過ぎたようでややボソっとした食感で、かつ、旨味が抜け気味なのが惜しい。ホウレンソウは、よく見かける冷凍ものではないのでシャキシャキとしている。量も十分で、これだけあれば追加トッピングしなくても大丈夫だろう。3枚の海苔は風味がよく、また、スープに溶けることもなかった。
 13時半頃の退店時にも店頭にはスーツ姿の4〜5人が並んでいた。話題なのか人気なのか、あるいはその両方なのかも。コッテリではない家系なので、立地場所からしても飲み〆ラーメンとしてピッタリだろう。今後、麺やスープに関して軌道修正があるのか無いのか注目したい。

・お気に入り度:〇

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