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塩肉セアブラ・背脂多め@アナタゼッタイセアブラタリテナイ・豊島区巣鴨

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写真: 塩肉セアブラ・背脂多め@アナタゼッタイセアブラタリテナイ・豊島区巣鴨

写真: 煮干冷やし葱そば@西永福の煮干箱・杉並区西永福 写真: 亀ひもあぶらそば・こっさり煮干@かめ囲・調布市

アナタゼッタイセアブラタリテナイ
  豊島区巣鴨1-14-1 プラトーサカ1階

 「まるえ中華そば」の定休日である水曜日にお店を借りて間借り営業している。何ともユニークな店名だが、名前どおりの背脂メインのラーメンならそんなに人気はないだろうと思って、開店時間の少し前の11時24分にお店に着いたら、何と8人もが列を作っていたのにはびっくり。9人目として大人しく列に加わりしばらく待っていると、定刻どおりに開店し、順々に食券を購入してカウンター席に座っていく。自分も入店し、入ってすぐ右にある券売機で、他店だとチャーシュー麺に相当する標記のボタンをポチっとな。1200円。なお、ノーマルな塩セアブラなら900円だ。カウンター8席のため9番目では1巡目に入ることはできず、店内の長椅子に座って順番が来るのを待つ。そのうち、フロア担当の女性従業員が食券を回収に来て、その際、セアブラの量を聞かれる。入口の引き戸に張ってあった掲示には無し、少なめ、普通、多めの4段階が掲げられていたので多めにした。なお、この4段階とは別に、+300円の1200円になるが、限定5食でスープ無し、背脂のみの「最後の晩餐」というメニューも用意されている。今から3年半前に兵庫県姫路市で、名前は違うがやはりスープ無し、背脂のみのラーメンを食べた(http://photozou.jp/photo/show/3181738/260374587)が、味云々の以前に頼む勇気、挑む勇気が必要な一杯だったことを思い出した。
 配膳された丼の中央には茶色のゼリー状の物体がこんもりと盛られている。これが背脂で、かなりしょっぱめに味が付けられている。こんな塊状の背脂は、今から7年前に山形市のケンチャンラーメン山形で出会って以来のような気がする。麺は幅が4mmほどの縮れた平打ち。厚みも割とある低加水麺で、G系ラーメンの麺のようにゴワゴワした食感だ。一方、スープは口に含んだ瞬間は豚清湯かと思ったが、後口に残るものがあまりなかったことから豚骨メインに鶏ガラも加えたもののようで、味わいからすると塩ダレには白醤油も使われているようだ。旨味もコクも中庸ながら、麺を食べ進むにつれ徐々に砕かれて細かくなってきた背脂が中盤頃から麺に絡むようになり、甘味とコクがプラスされるものの、油っぽさは皆無なのでそれまでと食べやすさは変わらない。チャーシューは厚さが1cmほどある豚バラの煮豚。周囲が食紅で染められているのは福島の白河ラーメンのチャーシューのようだ。これもしょっぱめの味付けでやや締まっているが、噛んでいると肉の旨味が出てきて塩気に打ち勝つのでしょっぱさはあまり気にならなかった。この分厚い肉が塩肉セアブラだと少なくとも6枚は載るのでボリュームたっぷり。ちなみにノーマルの塩セアブラだと3枚らしい。メンマはジャキジャキと食感は強めだが、味わいの方は薄めで特有の発酵臭もあまり感じられなかった。このメニューでは唯一の生鮮野菜のネギは、カットの仕方が独特で凪@新宿の駒ネギに似ているなと思ったら、ネット情報によれば店主さんは凪の新宿ゴールデン街本館店長の経歴の持ち主だそうだ。
 食材の種類が少なく味が単調なので最後は飽きが襲ってきたので完飲は諦めたが、固形物&半固形物は残さず食べた。数か月に一度くらいの頻度で背脂給油に訪れるのがよいようだ。

・お気に入り度:〇

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