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みそらーめん@とうかんや・江戸川区一之江

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写真: みそらーめん@とうかんや・江戸川区一之江

写真: 醤油ラーメン@ようすけ東京ラーメンストリート店・千代田区八重洲 写真: 塩生姜つけ麺・大盛り@塩生姜らー麺専門店MANNISH神田西口店・千代田区神田

らーめん とうかんや
  江戸川区西一之江1-12-7

 昨年、南砂から現在地に移転し6月に無事再オープンを果たしたが、その際、厨房が狭くなったとかで味噌ラーメンがメニュー落ちした。その後、常連客から復活を求める声がかなり強かったようで、9月下旬に冬季限定メニューとして、次いで、2月下旬からは南砂時代と同じように通年での提供となった。場所が場所だけに、公共交通機関ではちょっと行きにくいので、冷たい季節風が収まるのを待ってチャリチャリと出かけた。この日は夏日になるという予報どおり、片道40分ほどの行きも帰りも汗びっしょりになった。平日の11時半に着くと、外待ちはなくスイスイと店内へ。およそ飲食店の造りではなく、玄関を入った土間で靴を脱ぐとともに券売機で食券を発券し、廊下を進んで小上がりとカウンター席のあるリビングルームで食べる、そんな感じだ。まずは玄関扉を開け、券売機で標記のボタンをポチっとな。今時にしては安いと思える800円。お出迎えの女性店員さんに直ぐに食券を渡し、導かれるままカウンター席に腰かけた。その時点では店内は7割ほどの入りだったが、その後はあっという間に満席になり、退店時には10人ほどが外待ちをしていた。
 さて、着席後7〜8分で配膳された。チャーシューの上に千切りのキクラゲと木口切りの九条ネギが載り、奥に大判の焼き海苔が1枚添えられているというお味噌ラーメンとしてはオーソドックスな出で立ちだ。麺はパスタのように丸く、ストレートでやや太めの中麺。麺肌はつるりとしていて、初めのうちはプリップリで、火傷しそうなほど熱いスープの中で伸びると徐々にモチモチに変わる。この食感の変化が結構面白い。なお、移転後、しばらくして自家製麺に変わっている。スープは、動物系の穏やかな出汁がベースで、味噌の芳醇な風味がしっかりと感じられる。最近よく出会うラード等をたっぷり浮かべた濃厚タイプの味噌ラーとは異なり、香味油は浮いているもののこってり感はなく、かといって味噌なのであっさりでもなく、いわばすっきり、しっかりした中高年向きの味わいとでも言おうか。純すみ系の味噌ラーメンも大好きだが、こういうそう重くはないタイプも悪くない。麺を食べ終えて具材をサルベージしていると、丼の底から麦麹の粒が現れたが、券売機にも書かれていたように、九州産麦味噌をベースに数種類のお味噌をブレンドして使っているというのも、都内の味噌ラーとしてはあまりないように思う。途中で卓上の刻みニンニクや激辛の自家製辛子高菜を少量ずつ投入し、味わいに少しばかり変化を付け、飽きることなく味わった。
 ただでさえたっぷりと汗をかいた状態なのに、さらに味噌ラーで体を温めたため、食事中は最初から最後まで汗との格闘だった。麺量は150gくらいだろうか。今だけ、ご飯を頼むと自家製海苔の佃煮をサービスしてくれるので、女性用ご飯茶碗一杯分のミニごはん(100円)も併せて食べたので、たっぷりの熱々スープと相まって量的には十分だった。

・お気に入り度:〇

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