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ネギラーショ@オールドラーメンショップ逆流・北区板橋本町

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写真: ネギラーショ@オールドラーメンショップ逆流・北区板橋本町

写真: "新潟燕三条系スペシャル"醤油らぁめん・特製・背脂増し@夏海・北区赤羽 写真: アイコトマトのスパイスつけ麺@ソラノイロARTISAN NOODLES・千代田区麹町

オールドラーメンショップ逆流
  北区西が丘3-1-3-102

 9月の限定は、ラーメンショップリスペクトメニューとして、ラーショの一番人気のネギラーメンを月の前半はつけ麺仕様で、後半はラーメンスタイルで提供している。茨城や群馬に住んでいた時は、それほど遠くない所に複数のラーショがあったので時々行って食べていた。しかし、今は江戸川区に1軒あるのみなので懐かしくて、つけ麺に続いてラーメンも食べることにした。平日の11時半に訪れると先客は1名のみ。後客も先客との入れ替わりの1名だけと閑散としていた。なお、退店時に若者4名が入店したもののまだまだ座席にゆとりはある。券売機で標記の食券を発券した。1030円。
 麺はエッジのはっきりとしたストレート中麺。まず初めにプリッとした軽い弾力が感じられ、次いでモチッと歯応えのある食感が続き、全体的に小気味よい。自家製麺のはずだが、前回訪れた時、「JIRAIGEN SYNDICATE」と書かれた麺箱を見かけており、これは中野にある「肉煮干し中華そば さいころ」を営む(株)地雷原のブランド名なので、そこと何らかの関係があるのだろうか。スープは背脂が浮く動物系+煮干の醤油味。みじん切りのニンニクが添えてあり、それをスープに溶かし込むと旨味とコクがグッと増す。ラーショでは魚介を使わない点が異なるが、なんとなくラーショの雰囲気は出ているように思う。ラーショのように「こってりで」と頼めば背脂を増量してもらえるのならよかったが、そういうサービスはない模様だ。白髪ネギを調味料と香味油で和えて、麺の上にどっさと盛るのはラーショのネギラーそのもの。ただ、ラーショでは短冊状のチャーシューも一緒に和えてあるが、こちらはサイコロ状のチャーシューで、しかもネギとは別個に盛られていて、この点もオリジナルを完璧にトレースしているわけではないことが分かる。ネギは、一部のラーショで行われている湯煎で穏やかに火を通す、水にさらして辛味を抜くといった前処理はされていないので結構辛味があるが、それが煮干が香るスープとの相性がよくそれほど気にはならなかった。また、ゴマ油の香りがよい一方で、ラーショの謎の調味料「クマノテ」を使った濃いめの味付けがなされていないのも違いだ。チャーシューは前述したようにスライスとサイコロ状の2種類。どちらも赤身主体で少しパサついているものの思いのほか軟らかく、また、肉の旨味も結構濃かったので、自信はないがウデだろうか。メンマはボリボリと強めの食感で、特有の発酵臭はほとんど感じなかった。
 ラーショのネギラーを十分に意識しつつも、このお店のオリジナリティーがそこここに現れたユニークな一杯。ラーショファンとして、ラーショとの違いを確認しつつ楽しく味わえた。

・お気に入り度:〇

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